空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

転石苔を生ぜず

 給料を貰うためにやっていると思わなければ仕事は長続きしない。仕事に興味は必要だが、やりがいで労働に耐えるのは幻想だ。嫌なこと、面倒なことをやる対価としてお金を貰っている、それ以上でも以下でもないと思うようにしたい。忙しいと感じるとき、本当に忙しいときと自分の能力が足りてないときがある。自分が楽になる、人に教えるには圧倒的な実力を備える必要がある。ともすれば徒弟制度が色濃く残る業界で、体系的に教えてもらった覚えはないが、いろんな人からの何気ないアドバイスを覚えている。飛び抜けて仕事ができる人に特有の量と質を伴うスピード感やトラブルシューティングの一挙手一投足を見て盗んできたつもりである。定型的な仕事に時間をかけていては要領が悪くてイレギュラーに対応できない。転石苔を生ぜずというように、多施設を渡り歩いてきた人ほどイレギュラーに柔軟な人が多い。ジョブ型雇用の海でキャリアアップ、よりよい興味や待遇を求めて転職を試みることがあるだろう、要求される職務内容に関して独り立ちしている必要がある。 
 思い立って愛宕神社日比谷公園を散策した。愛宕神社の裏手に隠れた意識高めのカフェに寄った。日比谷公園にはじめて行ったが、都会の中のオアシスといった趣であった。ちょうどバラが咲いていたのでいい写真が撮れた。

愛宕神社の階段