空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

はじめての有給休暇

 家に帰ってきて、水曜日に有給休暇をとっていたことを思い出した。いま勤めている病院は、働き方改革の一貫で偶数月には必ず有給を1日取得することになっているらしい。働きはじめて有給休暇を取るのははじめてのことである。いまの部署はそんなに忙しいところではないので、1日だけ抜けたから何かが著しく滞るとか、1日だけで何かが大きく変化しているとかいうこともないと思われる。つまるところ、一般に忙しい部署であるほど疲労を考慮して有給を行使すべきであるところ、忙しい部署は忙しさゆえに有給を使いにくいというジレンマがある。

 昨日はとりあえず、思い立って近所のbarで飲んでいた。軽く飲んで帰るつもりだったが、母校の大学教員を名乗るお客さんと、少々にしては長く話し込んでしまった。

 今朝はいつもと同じくらいの時間に目覚めた。仕事があるべき曜日にちゃんと気持ちが休まるのか不安だったが、すぐに慣れた。朝はひととおりの家事をこなして、おもむろに駅前の喫茶店へ赴き、dアニメストアのアニメを消化するなどの活動をした。以前は7時開店だったので、8時前に行ってみたらまだ閉まっていた。最近は8時開店になったらしい。COVID-19以降にはこういうことが多々あって困る。営業時間と営業日がネットに書いてあることとか、記憶とは違っているというわけ。行ってみてはじめて分かると。そういうのをかなりストレスに感じる。

 電車に乗り込む。電車では紙の本を読んでいた。ここ最近は電子書籍に首ったけであったせいか、紙の言語化は不可能な良さを思い出した。

 やがて上野へ降りたった。本当は美術館にでも行こうかと思ったが、そもそも閉館しているか好みの展示がないようだった。上野動物園も行ってみたかったが、今は整理券による予約が必要らしい。平日の昼間なのに、程よい時刻の整理券は終了しており断念した。結局、上野公園をぐるっと散策した。朝、家をでるときは寒くて、ベストの上にジャケットを羽織ってきたが、だんだん暑くなってきて脱いでしまった。不忍池で蓮の葉を見ながら落ち着いた。スワン・ボートに乗るのも悪くない選択肢ではあったが、さすがに寂しいかと思い遠慮しておいた。割烹のランチの親子丼を食べに行った。高級割烹の親子丼が1000円ちょっとで食べられるのはかなり、お得なのではなかろうか。少し濃い目の味の親子丼が美味しかった。開店前に並んでいたのですぐに入れたが、やがて行列となっていた。ローテーションの一角を担う喫茶店へ向かうも、本日は臨時休業であった。別の喫茶店へ向かった。朝、カプチーノを飲んだばかりだったので、ここではアールグレイを飲んだ。ポットサービスなので量は多かった。漫画を読みながら落ち着いた。その後は街を徘徊していまに至る。今日は夕食前には帰宅し、自炊する方針。いまのところto doは全て片付いており、本当に暇な感じではある。暇なときこそ勉強すべきという声は聞こえてくるが、いつ忙しくなるか分からないから暇なときになるべく休んだほうがいいという言い訳をしてサボり倒している。まとめると、週の半ばに楽しい有給であった。給料は要らないから、週休3日がデフォルトでありたく思う。

 もう大人になって、あの頃より何だって上手にできるはずなのに、どうしてか忘れることだけはいつまで経っても下手なままでいる。人の心は読めるかというと、読めない。