空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

ラストエリクサー症候群

 マイナンバーカードとe-taxで確定申告を済ませた。iPhoneで完結しようとするとマイナンバーの読み取りでアプリとブラウザの遷移が終わらなくなり、パソコンでe-taxサイトを開いてQRコードで認証するとうまくいった。前の職場も含めた源泉徴収票iDecoの掛け金、8箇所くらいのふるさと納税などの数字を間違えないよう四苦八苦して打ちこんだファイルを送信した。その場で還付か追加納付が必要か分かり、追加納付が必要と判定されpay-easyで十数万を納付して確定申告を終えた。

 平日にいつかやってみたかったのだが、午後休と翌日有給を利用して小旅行した。宿は予約しようにも平日でも1人で宿泊できる施設はほとんど空きがなかった。楽天トラベルでさほど遠くないところの宿を適当に選んだところ、湯河原だった。仕事を終えいったん家に帰って出発した。乗り継ぎが悪かったり途中にも電車が遅延したりして疲れてしまい、駅前でタクシーに乗り17時過ぎに宿についた。部屋は数年前にリニューアルされた洋室という触れ込みであったが、寂れたビジネスホテルのような安っぽい内装だった。部屋でだらだらしたあと、大広間で会席料理を食べた。おのおの暇や年金を持て余しているのだろうか、デイサービス施設かと思うくらい老人が多くて場違いなところに泊まりにきてしまったと思った。料理も老人用の好みと量といった感じで、あやしい鮮度の見た目の刺身を食べたら案の定、翌日にお腹を下した。唯一、名物らしい広めの露天風呂は夜だからか閑散として静かで満足した。次の日もチェックアウトが10時と早かったので、大広間で朝ごはんを食べてそそくさと宿をあとにした。駅まで送迎してくれるマイクロバスにもマスクせず喋り散らす老人が満載まで詰め込まれていた。駅周辺を探索しようと思っていたが、寒すぎてやめにして帰りの電車に乗り込んだ。横浜で途中下車していつか行ってみたかったお店の煮干しラーメンを食べた。安かろう悪かろうでハズレの宿に泊まってしまったが、下調べせず1.5休で小旅行に行くという時間の使い方が達成できた点は満足した。片道2時間少しの場所であれば午後から泊まれる。月に1ついつもと違う行動をしたい。

 いつかやりたいことはいまやるべきことである。若い頃にお金を貯めすぎて貴重な時間を浪費してしまうことが、ラストエリクサー症候群といってRPGゲームでHPが全回復するという希少アイテムを温存したままゲームが終わるくらい勿体無いことと思う。使わないと意味のないお金を温存して人生の終盤を迎えてしまうと虚しい。働いて数年経つまでそんな単純なことも分かっていなかったのだった。

 時間の軸は勝手に進んでしまうので、急ぎでトラブルに対応するとき一個ずつ介入を試せないことが多い。複数の原因を想定して同時進行で異なる介入をして、反応に乏しそうな介入は引いていくしかない。

 

煙たい純喫茶

 

人生の取り戻し方

 30分とか60分とか、Apple Watchのタイマーをつけて家事するようにしている。残り時間をみながら作業していると効率よくなる。Apple Watchの新しいバンドが欲しくなり、純正のミラネーゼバンドを買った。これまで使ってたスポーツバンドは穴を通さないと着脱できなかったが、ミラネーゼは見た目にも高級感あるうえ磁石を合わせるだけで無段階の調節ができるところが便利である。

 冬場になって夜通しエアコンの暖房を使うようになり、部屋の湿度が20%まで下がって乾燥していた。睡眠の質が悪すぎて日中の調子が悪く、乾燥肌で掻痒感が悪化しており、耐えかねてスチーム式加湿器を買った。過去に超音波式の加湿器を使っていたことがあったが手入れが面倒で処分してしまっていた。スチーム式加湿器はいわば電気ポットのような単純な構造なので扱いやすく、加湿能力があきらかに強めである。やはり加湿器をつけて湿度40%くらいまで上げると深睡眠が増えた気がする。

 東京タワー、浜離宮庭園に行った。大門駅近くでセメント系の煮干しラーメンを食べた。東京タワーをはじめて訪れたが、近くで見るにつけ大きかった。浜離宮庭園はいい散歩になり、外国人観光客に囲まれながら茶屋で抹茶と砂糖菓子を食べた。仕事帰りに思い立って新しいバーを開拓した。バーボンを推しているお店ときき、3杯選んでもらんだ。とくにBARDSTOWNが良かったが、他の客が頼んでいたカクテルを作るのも上手そうだった。店内があまりに暗すぎて入店したとき、まだ営業してないのかと勘違いしそうになった。マスターがトラッドなスリーピースを着て葉巻を吸っていたのも印象に残っている。

 これからの人生はこれまでを取り戻すために前向きに過ごす必要性がある。人と会う、美味しいものを食べる、遠くへ行く。若いときは取り返しようがない。不満や我慢を溜めて過ごすにはもったいない。悔いのないよう、やりたいことをやったほうがいい。

 

東京タワー

抹茶




初詣と3年目の仕事観

 元旦は神田明神へ初詣に出かけた。長蛇の列であったが、晴れた昼時はさほど寒くなくて電子書籍を読んでいたらあっという間に参拝できた。2023年の無病息災と幸福を願った。そのまま新年に営業していたお気に入りの喫茶店を訪れた。普段より賑やかな店内で飲む限定なる卯年ブレンドの珈琲が美味しかった。新しいお店は目新しくて楽しいが、緊張する。顔も覚えられているような馴染みの店にはえも言われぬ落ち着きがある。

 働き始めて3年目だが、施設を転々としたこともあり十人十色の上司のもとで働いた経験がある。相性が悪いと思う上司に会ったことがなく、他の同僚に厳しいとか癖があると評判の上司とも良好な関係を築けていたと思う。愛想は良くないし八方美人できる性格ではないが、任された仕事のついでに雑事を丁寧に黙々とやっているとだいたい上司の印象が良くなっている。そのうちふとtipsを教えてくれたり、複雑な仕事を任せてくれたり、間近で仕事を見せてくれたりする。寿司職人ではないが、仕事には言語化できない何かが多々あるので、優秀な上司の後ろから五感でみて盗むしか習得し得ないことが必ずある。直向きな姿勢でいてそれに応えてくれないことがなかった職場には恵まれていたのかもしれない。on-jobでは教わる姿勢なり手を動かす姿勢が大事なのだろう。若手で仕事がきつくなるパターンはだいたい、ひとつひとつモーションが遅いか知識経験不足かのどちらかだ。後者は仕方ないが、前者は定型的なタスクを一度みたあとにテンプレート化することで抜けなく時短できる。一度みせてもらった手技は、次は一人でできるつもりでみろ、そのうち任せてすらもらえなくなると言われたことがある。教えてもらうときはそれくらいの緊張感を持てというニュアンスを感じた。

 いわゆる浪費といえるが雑貨を買うことが気分転換になっている。ストレスが多かった月といえば、家計簿を見返すと無印良品などで大量に買い物していることが多い。調子いいときは、本が読める、記事が書ける、自炊できるといった傾向がある。今年はいまの狭い自室でも再び自炊を頑張ろうと思い立ち、キッチンワゴンに天板を乗せて作業スペースを拡張したり、コンロ上に棚を付け加えたりした。

 国が困るだけで、個人は別に困らないことが山積することは問題なのだろうか。物価が上がったり税金が高くなるのは勘弁して欲しいが、少子高齢化が進んだり田舎で過疎が進んだりしてもどうでもいいことだ。

 

神田明神

 

2022年を振り返る

 今年もそろそろ暮れそうである。例年は良かった本や漫画や新譜などを振り返っていたが、今年はそこまで新しいものに触れられなかった。

 マネーフォワードでつけた家計簿を見返した。昨年比で+90万ほど支出が増えており、内訳は引越し費用や上昇分の家賃、外食が多くなった分の食費、ふるさと納税などで説明できそうな支出増があった。とはいえ今年度に入り大幅に収入も増え、収入の40%が貯蓄された。学資ローンの負債を加味しても純資産がようやくプラスとなり、家計の自己資本比率は18%となった。資産はほぼ現金預金:投資信託=5:5に分配している。想定内ではあるものの株安の影響で投資信託の運用収益率は年末時点でほぼ0%。今年は株安なのか円安なのかいまいちリバランスする時期が分かりにくかった。来年は自己資本比率30%かつ資産のリバランスを目指したい。

 iPhoneのようなガジェットを2年に1回くらい買い替える感覚で、唐突に高い服を買っている。いろいろな媒体で服のレビュー記事を読むのは好きだが、衣料品マニアというわけではないので好きなブランド以外との差異が分からないし、発信するほどの熱意はない。ただただ気に入った服を着て外に出るだけで楽しく貴重な外出の質が上がると思う。マイナーすぎて売っても値段がつかないくらい評価されないものだからこそ、本当に好きな服であったりバンドであったりする。価値判断の基準は他人ではなく自分のなかにある。

 the band apartのワンマンライブを観に行った。9th albumリリースツアーの初回を年度はじめに観ていたが、チケットが取れたのでまた観に行った。全国公演のちの最終公演で、渋谷のLINE CUBEというコンサート会場だった。9th albumは発売当初、音源で聴くとパッとしない曲が多い気がしていたが、ライブで聴くにつれ格好いい曲が多い新譜という印象にかわった。この日はアンコールで聴いた、定番のbeautiful vanityが特にいい演奏だった。

 浪費と正しい消費があるとすると、日々使う物や思い出(=経験や記憶)作りにはたくさんお金をかけるべきという考えになりつつある。なんとなく思い立って先週から毎日、ひとりで違うbarに行く贅沢をした。1件目は人に連れて行ってもらったことのあるモルトバーへ行き、ウイスキーをいい感じに選んでもらった。2件目はGoogleレビューに何も書いてなさすぎて気になったオーセンティックバーへ行き、サイドカーや終売のアブサンを飲んだ。3件目はヴィンテージのスピーカーとJAZZレコードを推しているバーへ行き、癖のある手つきでカクテルを作ってもらった。3杯までというマイルールでまったりした空間で静かにリラックスできた。

 平均寿命の1/3程度は過ぎている。いまくらいの活動量で休日を過ごせる期間は残り1/2もなく、真面目に人生設定する必要がある。働くことの意味は十分考えられるようになったから、次は楽しい生活の意味を考えたい。自分を客観視するほど難しいことはない。定期的に人と会う、思索を深める、遠くに行く。今年は仕事を悪い意味で頑張りすぎてしまったから、良い意味で手を抜ける必要がある。有給をとっても特に計画が立てられずぼんやり過ごすことが多かったので、計画的に有給をとり、宿と交通手段だけは手配しているような旅をしたい。思い出を作るための旅は浪費ではないことがこの頃になってようやく分かるようになった。

 忙しさにかまけて自炊の頻度が減っており、作り置きのような効率よい料理に挑戦したい。運動が苦手なら食事くらい気をつけねば。本を読む機会も減っていた。思索しないと思考が硬直するので、何でもいいから読んでいきたい。コンデジは承認欲求を充足するような綺麗な写真ではなく、記録用の写真を撮るために使いたい。後で見返すためのライフログであり、下手くそな写真でもいいからコンスタントに撮っておくべきだ。できれば新しい趣味をはじめたい。

 2022年もお疲れ様でした。皆さんよいお年を。

smoking everyday

 

ノイズキャンセリングのない世界がうるさく感じる

 ノイキャンイヤホンに慣れすぎていて、ノイズキャンセリングのない世界がうるさく感じる。駅の雑踏なんかが苦痛に感じる。

 転職2.0 という本を読んだ。これからは我慢せず楽しく働くため、またキャリアアップに経験の掛け算で資するために転職をうまく利用したほうがいいと書いてあった。また、転職する気がない時期にむしろ同業他社や異業種の動向を収集し、いまのキャリアを見つめ直す材料とするよう書いてあった。いまの環境が不満で同業他社をみまわすと意外といまが恵まれている(自分の市場価値なりの評価)と思い直したり、逆に同業他社にやりたいことが見つかって早く転職することがよかったり(市場価値は本当はもっと高いはず)、情報収集して悪いことはない。終身雇用は崩壊しており、永遠と思えるような学生生活に卒業という終わりがあったように、その環境でやるべきことを吸収し終わったとき、卒業と捉えて転職すべきなのだろう。

 DIE WITH ZERO という本を読んでいる。倹約にはしりすぎて、いましかできない経験を疎かにするなと繰り返し説いてある。人生の最大の目標は思い出作りであり、若いときの経験や記憶は複利の配当のようにのちに人生にプラスになるという。常々そう思っているが、重い腰が上がらなかったり、資産を増やすことに傾倒してしまいがちで、バランスが難しい。もっと気兼ねなく旅行したり、転居したり、転職したりしたい。

 人生が目的であるなら、キャリアは手段にしかすぎないことを自覚しておきたい。これだけ行動しているのだから報われるはずという思い込みは誤解で、正しい努力をすれば自ずと報われるというほうが正しい。

 たまに行くセレクトショップでベージュのウールサージのコートを買った。身幅が大きく柔らかい生地なので、着たときのドレープ感が良い。薄いコートだが、身幅があるので冬は中に着込めそう。

いちょう

 

ここから挽回して遅くない

 無心で読む行為に集中していると雑念がなくなるという点で、読書は自分なりのマインドフルネスと思う。

 黒の丸縁メガネの左側でフロントに2mmくらい塗装が剥げる傷ができていた。正面から見てかなり目立つので購入店で修理依頼してみたが、その部位だけ再塗装すると色ムラができるので全ての塗装を剥がす必要があり、8千円程度の費用になるとの見積もりが出た。色ムラなんてどうでも良いと思い、自宅で黒の油性ペンではみ出さないように慎重に塗ったら傷が目立たなくなり満足した。

 人生で不本意な方針転換がままあってきた。その方針転換自体は不満だが、その結果には意外と満足していた。誰かに指示された役割をこなすだけのくそつまらない人生と思うことも多かったが、ここから挽回して遅くないし、ここから楽しくなりたいものだ。

マンション

 

塵も積もれば

 先日、警官が自宅に来て巡回連絡カードを書くよう求められた。巡回連絡は身元に何かあったときの情報を照会するために地区の交番単位で集めているらしい。提出するかどうか後で考えると答えると、警官には回収ノルマでもあるのか、提出しないと身元が分からなくてかくかくしかじかのデメリットがあると食い下がられた。なぜ個人情報を言われるがまま渡さなければならないのか理解しがたかった。もちろん法律でさまざまな罰則まで規定されているように個人情報が故意に漏れるとは思わないが、ECサイトからカード情報が流出したというニュースが定期的に報道されるとおり、個人情報を多方面に提出するほど過失で流出する可能性は塵も積もれば高まる。それゆえ巡回連絡には協力する気が起きなかった。

 インフルエンザワクチンを接種した。接種部位の疼痛があるくらいで、発熱倦怠感のような副作用はなかった。COVID-19ワクチンは4回目でも翌日に発熱倦怠感で辛かったので拍子抜けした。ラーメン二郎の3店舗を開拓した。どこも平日なのに並んでたり、そんな美味しいラーメンというわけでもないのに謎のプライドがありそうな店員が忙しくしながらひりついていた。お腹が空いていて、そんなに並んでなければまた食べてもいいかなと思った。年末も近く、枠をなるべく使いきろうと追加でふるさと納税した。パックご飯、ティーバッグ、レトルトカレーなどを注文した。今年からふるさと納税をはじめてみて思うに、だんだん探すのが面倒になってくるので自分のなかで定番を見つけられるとよいかと思う。認知的負荷が減って時間を無駄にしないよう、考えなくていいことは考えなくて済むほうがいい。

 12月に入って急に寒くなってきた。通勤するときdantonのインナーダウンの上にthe north faceのシェルジャケットを着ているが、軽い服装でかなり暖かくていい組み合わせだ。UNIQLOヒートテックのサーマルロンTを買ったが、これも軽くて薄い生地なのに暖かくて気に入った。AmazonブラックフライデーではCIOの2ポートがtype-cの10000mAhモバイルバッテリーや、同じくCIOの2ポートがtype-cの45W充電器を注文した。FOB factoryのベイカーパンツを買った。オリーブ色でミリタリー感がある。いつも黒っぽい服装が多いので似合うかと思った。最近は自炊の頻度も減ってきているが、肉を焼いたときの焦げ付きが増えているような気がしたのでニトリグリルパンを新調した。

 日々忙しいが、読書、自炊、記事を書く余裕を確保できることを目標に、仕事の効率や力加減を工夫したいものだ。

 

ビル