空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

金曜日の定時過ぎにレイト・ショーを観る

 今週は雪まじりの雨が降るくらいに寒かった。通販で注文したオイル・ヒーターが届いたが、うちが断熱性に欠ける安い鉄筋・マンションの一室だからか、フル・パワーで稼働しても+5℃程度の温度上昇で精一杯という感じだった。今月の電気代は秋の3倍くらいの請求額らしい。
 VIEという木の香りがするソリッド・パフュームを買った。練り香水なので、常に鞄に入れておいて香水をつけ忘れても外出先でつけられそう。休みの日くらいは必ず良い香りに包まれて過ごしていたい。
 金曜日は定時を過ぎて退勤した。夜はレイト・ショーで映画を観た。タイトルは「花束みたいな恋をした」。ロマンス系でこの日に公開された映画で、主人公たちの歳が26歳でちょうど同世代だった。出てくる実在の音楽・本などのサブ・カルチャーがちょうど我々世代で親近感が湧く。息ぴったりのカップルが5年の期間を経て価値観の違いに苦しみはじめて別れるまでの話であった。なんでもない日常のドラマを描いていて、オリジナル脚本だったと記憶しているけど、文学チックで好きだった。
 土曜日は朝からスター・バックスで作業をしていた。昼前には離脱して少し気になっていたラーメン屋へ行き、煮干し・ラーメンを食した。おやつというには少し早い時間に、Google Mapで偶然見つけた喫茶店へ行ってみた。個人で一軒家を店にしている新しいお店で、手作りに見える美味しいティラミスを食べられてとても良かった。良いお店なのに自分が滞在していたランチ・タイムの1時間と少し、後続のお客さんはついぞ現れず潰れてしまわないか少し心配に思った。
 今日は朝から休日出勤し、終えて買い物へ出かけた。どう考えても手渡しされた時点で合っていなかった眼鏡のフレームを直してもらったり、無印良品でぼろぼろになってた手袋を新調したりした。スーパーで食料を買った。たまに行く喫茶店にお昼ご飯を食べに行った。カレーが美味しかった。
 手に入らない物は諦めながら生きている。本音を隠すことにかけては誰にも負けてないかと思う。

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カフェオレ