空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

ノイズキャンセリングのない世界がうるさく感じる

 ノイキャンイヤホンに慣れすぎていて、ノイズキャンセリングのない世界がうるさく感じる。駅の雑踏なんかが苦痛に感じる。

 転職2.0 という本を読んだ。これからは我慢せず楽しく働くため、またキャリアアップに経験の掛け算で資するために転職をうまく利用したほうがいいと書いてあった。また、転職する気がない時期にむしろ同業他社や異業種の動向を収集し、いまのキャリアを見つめ直す材料とするよう書いてあった。いまの環境が不満で同業他社をみまわすと意外といまが恵まれている(自分の市場価値なりの評価)と思い直したり、逆に同業他社にやりたいことが見つかって早く転職することがよかったり(市場価値は本当はもっと高いはず)、情報収集して悪いことはない。終身雇用は崩壊しており、永遠と思えるような学生生活に卒業という終わりがあったように、その環境でやるべきことを吸収し終わったとき、卒業と捉えて転職すべきなのだろう。

 DIE WITH ZERO という本を読んでいる。倹約にはしりすぎて、いましかできない経験を疎かにするなと繰り返し説いてある。人生の最大の目標は思い出作りであり、若いときの経験や記憶は複利の配当のようにのちに人生にプラスになるという。常々そう思っているが、重い腰が上がらなかったり、資産を増やすことに傾倒してしまいがちで、バランスが難しい。もっと気兼ねなく旅行したり、転居したり、転職したりしたい。

 人生が目的であるなら、キャリアは手段にしかすぎないことを自覚しておきたい。これだけ行動しているのだから報われるはずという思い込みは誤解で、正しい努力をすれば自ずと報われるというほうが正しい。

 たまに行くセレクトショップでベージュのウールサージのコートを買った。身幅が大きく柔らかい生地なので、着たときのドレープ感が良い。薄いコートだが、身幅があるので冬は中に着込めそう。

いちょう