空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

多忙な仕事と遊びの部分

 今週も半ばまで感染症の影響で上司が休んでおり、代わりに普段の2倍の量は仕事をしていて流石に疲弊していた。それでも昼休憩を早めに切り上げたり、その日やるべきことだけに選択と集中してしゃかしゃか働いていたら定時を大幅に過ぎることはなかった気がする。見方をかえると仕事量のキャパシティを開拓できたとも思う。ただ食事が外食が多くなったり、全く本が読めてなかったり、余裕がないときの生活そのものではあった。

 いまの職場には紆余曲折あり少しイレギュラーな形で入職した。イレギュラーでむしろ良かった点として、何々をすべきとかしなきゃというような固定観念がなくなってきたことがある。何歳までに結婚するべきとか、若いうちはバリバリ働くべきとか、都会に住むとか田舎に住むとか、瑣末な問題と思う。人生の進め方に正解はなく、家と休日と給料があればあとはなんとでもなる。目標なくひきこもるように漫然と過ごすのは怠慢とは思うが、あまりにガチガチな計画を立てると夏休みの宿題のように人生の後半でスケジュールが崩壊して苦しむのが目に見えている。たとえうまくいかなくともうまくいかなかった点も含めて全体として許容できる、建築物でいう遊びの部分が人生設計にも必要なのではなかろうか。