空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

この身と頭と資格

 気になっていた近所のコーヒースタンドに行ってみた。看板ブレンドのドリップコーヒーのアイスを頼んでみたのだが、ぎょっとするほど濃い味の酸味でiPadで本を読みながら氷が溶けるのを待ってゆっくりしか飲めなかった。深煎りのスモーキーなコーヒーが好きになっていた今日この頃だが、今度はラテを頼んでみたい。オープンして間もないからか立地が路地裏だからなのか、混んでなくでゆっくりできる点はよいかと思う。

 平均値や中央値のような集合はもちろん、生まれも育ちもばらばらな他人と自分を比較しても仕方ないと思う。仕方ないという諦めの気持ちこそが何よりも気にしていることの証拠なのかもしれない。いまの自分との比較対象には過去の自分が最適と思う。去年より人間関係が充実したとか、去年より収入が増えたとか、何でも進んだ点と退いた点を足してトータルで進んでいればよしとするべきだろう。

 何年もチャンネルを追いかけているYoutuberのなかには、新卒で入った会社を数年で辞めて会社を興したりフリーランスとなって生活を軌道にのせているように見受けられる人がいる。YouTuberや社長になれると思っているわけではないが、いまどきの労働者は新卒であってもポジティブな意味での転職が多くて、働く場所を変えるということは恐るるに足りないのだろう。身近でも所謂きれいではない経歴の人をたくさんみてきた。せっかく資格職についているのだから、働き方とか働く場所とかいろいろ試してみたい。ハードウェアつまり属している組織に何ら意味はなくて、ソフトウェアつまりただこの身と頭と資格があればどこでも暮らせるのではなかろうか。

 話はかわるが、働いていて何かの判断に迷うとき、個人的にはそれで整合性がとれるかどうかを大事にしている。

眠らない街