空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

3つ折りと雪と部屋探し

 コインケースに3つ折りの千円札をストックしている。コンパクトな財布が流行っており、お札は折って入れることが前提の財布が増えている。3つ折りがいまいち苦手だったが、千円札であれば肖像の顔の左端にお札の左角を合わせるとちょうど1/3のメルクマールとなるらしいと知ってあまり悩まなくなった。
 4、5年ぶりに雪が積もったのを目の当たりにした。あまりに珍しすぎて家の周りで写真をたくさん撮っていた。家の前に小さい公園があるが、公園が一面の銀世界となっており綺麗であった。
 新居の内見に行ってきた。結局、内見したところはうかうかしていたら他の人に申し込まれたとのことで、図面だけみたところで入居申込しようとしてる。不動産サイトに掲載されて時間が経っており、即入居が前提のような物件は売れ残りである。良い物件というのはだいたい公開されて数日で入居申込が入る*1から、先行申込→居住者退去→内見→気に入れば契約と立地や図面と雰囲気だけで判断しなければならない。詳細検索条件設定の欄に「新着」があるが、単純に質の高い物件をみたければ片っ端から「新着」を追うのが筋なのだと思う。
 これは就活とか婚活とか投資とかとまったく同じ構図である気がする。部屋探ししてる人は時々刻々と変化する市場に出回っている物件(=会社)すべてを比較検討するのは現実的ではないから、役割として仲介業が自然に発生する。先行申込(=内定)は違う不動産会社間であればこっそりいくつ持っていてもいい。万が一気が変わることも想定して1-2個は安牌を持ち、もっといい条件を目指してギリギリまで探すと安心であろう。真に割のいい物件は仲介業者にかける間もなく捌けるはずであり、そもそも仲介業者に提示された物件をみている時点で少し負けているはずである。本当に良い飲み屋さんとか喫茶店が決してグルメサイトに載っておらず、信頼できる人の伝て*2に教えてもらったり、自分の足で探し当てるしかないのに似ている。

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猫ちゃん

 

*1:そもそも市場には出回らず個人のレイヤーで融通されているのかもしれない

*2:詐欺に遭うリスクは会社の信用を背負っている仲介業者より大いにある