空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

デカフェのすすめ

 コーヒーは自分で豆を挽いてハンドドリップするくらい好きなのだが、夜に飲むと順当に寝付けなくなる。平日に朝食を食べる暇もなく急いで家をでて、くたくたになって夜に家に帰ってくると、自分で淹れたコーヒーを飲む隙がない日が何度もある。そもそも味が好きで飲んでいるので、カフェインはなくても良い。というわけで、デカフェの豆を買ってみた。いつも行くような自家焙煎のお店ではデカフェを置いていない店がほとんどなので、ひとまずスターバックスデカフェを試している。味はやはり普通のコーヒーと比べるとノンアルコールビールを飲んだとき程度の違和感があるが、嫌というほどではない。夜でもコーヒーの匂いを嗅げることはメリットだろう。

 最近は冷たいコーヒーを淹れている。ドリッパーは水で湿らせておく。浅煎りの豆は細かく、深煎りの豆は粗く挽く。300mlのビーカーに大きめの氷を3個入れて、ビーカーにドリッパーを乗せて15gの豆に対して150mlの線まで抽出すると、好みの濃さになる。スプーンを洗うのが面倒なので、ビーカーを回し持ちながら中身を撹拌してコップに注ぐ。氷の体積も込みで150mlと濃いめに抽出するところが、のちに氷が溶けて薄まることを見越すとちょうどいいと思っている。