空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

「逃げ恥」を履修している

 星野某と新垣某が結婚したニュースを聴いた頃に、そういえばあれだけ流行っていた「逃げ恥」なるドラマも逆張りして観ていなかったことを思い出した。漫画は好きなので、遅まきながら原作漫画の逃げ恥を読み出したところ、これがえらく面白い。今は5/11巻まで読んでいる。個人的には、恋愛は愛情で成り立つが結婚(あるいは同棲・同居)は契約で成り立つんだなあという教訓を得た。恋愛しているとき、愛さえあれば細かいことは気にならないと思うが、のちに背景が異なる人間が暮らす時には、あたかもシェアハウスであるかのように親しき仲にも礼儀が必要なのだと考察した。愛情に甘えてなあなあで過ごすと、遅かれ早かれ冷めて綻びが生じるとみる。現代の社会通念上、愛情→同棲の順番が多数派とされているが、この物語では契約としての結婚が描かれているように、単純接触効果なのか同棲しているうちに愛情が芽生えることもあるのだろう。そも駄目さや格好悪さを踏まえて芽生えた愛情は、比較的に本物と呼べそうだ。
 暑くなってきたので素麺料理を始めてみた。素麺はフライパンで茹でると、吹きこぼれなくて良いと思う。戸棚の奥に埃をかぶっているシリコンスチーマーを見つけて、レンジでパスタを茹でるのにも挑戦してみた。今まで鍋で茹でていたのは何だったのだろうと思うくらい楽に茹でられる。1.4mmの乾麺100gに水500mlを加えて600Wで10分加熱すると、いい具合のアルデンテになるようだった。
 昨シーズンの冬にはもはや着ていなかったコートや、FUJIFILMのXT-30、SONYのRX100を売って、中古でRICOHのGR3を購入した。はじめはFUJIFILMのX100Fなるコンデジを購入するつもりだったが、思ったより筐体が大きくて片手で扱う自信がなくなり、少し予算オーバーとなったが、手振れ補正もあるコンデジのGR3にした。FUJIFILMの色にもXT-30の性能にも全く不満はなかったが、いくらいい写真が撮れてもカメラは持ち運んで枚数を撮らないと意味がないことに気づき、スナップ・シューターに一本化してみた。ファンクション・キーのうまい割り当てとか、いい感じの画になるプリセットをネットで見かけたので、これから試行錯誤していきたい。

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茜さす