空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

空気の読めない空気になりたい

    金曜日の夜はとてもお腹が空いていたので、二郎インスパイア系ラーメンを食べに行った。スターバックスに行ってぼちぼち作業していた。帰りがけには、ほんの近所に新しく開店したらしいbarに行ってみた。ポスティングのチラシを見て、そのお店ができたらしいことを知った。店長のプライベートボトルらしい珍しいラム、フルーツカクテル×2、山崎12年を飲んだ。オーセンティックを装ったカジュアル店らしく、会計は思ったより安かった。土曜日は二度寝から醒めて10時近くになっていた。だらだら支度をして出かけた。お昼ご飯には、前から気になっていた松屋のオマール海老のクリームカレーを食べた。味は期待していたより普通だった。そのあとはたまに行くマンションの一角にたたずむタイプのセレクトショップに行って、洋服を吟味していた。結局、curlyのライトグレーのパンツを購入した。化繊入りのもっちりした生地感、着た時の太くも細くもないシルエットが気に入った。
 連絡をとったらたまたま暇をしていた、大学時代の知人と会って適当に近況報告した。新宿のブルックリン・パーラーに行ったが、店内が広くて居心地が良かった。
 秋葉原ではいつもの喫茶店で、深煎りのブレンドとシナモントーストを注文した。マンボウの効果か?少し閑散としていたけど、おかげで落ち着いて漫画が読めた。帰りに行ってみたかった定食屋を覗いたら閉店したのか別の店になっており、家に帰って適当に自炊して食べて寝た。
 仕事の忙しさと給料には何の関係もない。こんなに残業時間が長いのになんで給料が安いって、それはその仕事が誰でもできる交換可能な仕事だからだろう。安い時給ではいたずらに勤務時間が伸びてしまって、体を壊すだけだ。能力の割に待遇が悪いと思えば、その組織はやめたほうがいいのだろう。その組織にずっと残っているのは能力があって自分を高められる人間か、ぬるま湯に浸り過ぎてその組織を脱してしまうと他では通用しない人間が惰性で残っているのかのどちらかだろう。
 人事ポジションの人間がよく嘘をつくのでよく勘違いしてしまうが、思ったより特定の個人は組織に必要とされていない。補充する代わりの人間は他にたくさんいる。特に必要ともされていないのに、お客様気分でいつまでも環境に文句を言い続けるのは少し格好悪い。環境がおかしいと思ったら、誰にでも去る自由がある。いつでも去れるように、能力とか惰性行動をやめる勇気は磨いておくべきかもしれないが。
 何かを我慢したり誰かの言うことに従っていても、誰も責任など取ってくれないしろくなことはない。辞書みたくまとめノートを作るような自己満足な勉強では試験にも落ちてしまうように、自己満足な頑張りでは報われるものも報われないだろう。効率を重視しているけど楽をしたいのではない、搾取されたくないだけだ。
 空気の読めない空気になりたい。周りに気を遣う擬態はしつつ、頭の中では実は自分のことだけ考えて暮らしている。

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夕暮れ