空いた両手がふさがらない

カフェインで目を醒まし、アルコールで眠る

熱海旅行

 一泊二日で熱海へ旅行した。熱海へ行くのはちょうど5年ぶりだろうか。朝は8時半に家を出て、昼ごろに熱海へ到着した。昼食に海鮮丼を食べた。海鮮は10種類くらい載っていて豪勢だった。山葵を醤油に溶かしすぎて、食べるのが辛かった。食後に海を見てまわった。海はそんなに綺麗という水質ではないわけだが、波打ち際にいるだけで、なんだか心が洗われる気がした。夕暮れどきはサンセットが見えて綺麗かろう。背景にはホテルの群れが見えた。熱海はレトロな建物群に惹かれる。

 熱海銀座なる商店街を巡った。平日だからか人通りも少なく、やや寂れているかなと感じるほど。時間もおやつ時だったので、評判の純喫茶に入った。店内はガラガラで、年季が入っていた。ここはコーヒーはもちろん、なんとなしに注文したオールドファッションなプリンのパフェが美味しかった。舌触りのざらついており、濃厚な甘みのカラメルがかかって生クリームが添えられていた。

 程よい時間となったので、宿にチェックインした。素泊まりにしてはやや高めの宿なだけあって、部屋はもったいないくらいに広かった。おもてなしも良い。宿に荷物を置いて、旅館にありがちな例の間でiPhoneを見ながらぼうっとする。旅先でぼうっとすることほど楽しいことはない。夕食は近くのハンバーガー屋さんでマグロのハンバーガーを食べた。夜は熱海を一望できる屋上の露天風呂に入った。風呂から上がってコンビニで雑に買ってきたビールを飲む。間もなく眠気に誘われて寝てしまった。翌日も露天の温泉に入った。前の晩には暗くてはっきり見えなかった、広すぎる海と街並みを一望できる風呂に大満足した。

 身支度を済ませてチェックアウトした。まっすぐ横浜を目指す。横浜では三渓園という、渋すぎる庭園を巡った。昼になったので中華街へ移動し、適宜食べ歩いた。元町を散策しながら、喫茶店に入りコーヒーとチーズケーキを食べたり。程なく横浜を去り、帰路へついた。家に帰ってからスーパーで買ってきたお好み焼きを食べたら、そのまま朝まで寝てしまっていた。