正誤関係と損得関係、防衛機制

 何かを正しいか、間違っているかで判断せずにいられない。理性を働かせた結果、物事に整合性があるかどうかばかり気になってしまう。物事は合理的でなければならないという観念に支配されがちだが、人間の振る舞いは理性ばかりでなく感情にも動かされうる。

 世には正しいのに不利益なことがあれば、間違っているのに利益になることもある、ということを肝に銘じたい。

 どんなにこちらが正しいと確信していたとしても、一歩引いて場がおさまれば利益といえる。正しさを主張しすぎて収集がつかなくなれば、ひいては正しさに見合わぬ不利益を被るかもしれないということである。

 

 いつからだろうか、行動にセルフ・リミテーションをかけてしまうことが多かった。面倒なことはしたくないという防衛機制の一つなのかもしれない。どうせ〜するなんて、という言い訳ばかりが増えていった。