読んだ本は全て読書メーターに記録している。2019年に読んだ本・漫画は計142冊だった。良かった本・漫画を振り返る。今年は電子書籍を導入してみた。読めた数はそんなに増えなかったものの、移動中に手軽に読みやすくはなったのかなと思う。
2019年良かった本10冊
・空港にて/村上龍
短編集。映像が浮かぶくらい洗練された文章。
・水槽の中/畑野智美
短編集。高校生4人組の恋模様を描く。その普通さが心地いい。
・本と鍵の季節/米澤穂信
ミステリ短編集。「どんな立派なお題目でも、いつか守れなくなる。だったらせめて守れるうちに守りたい」
・女たちは二度遊ぶ/吉田修一
女性にまつわる短編集。
「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていく」
・愛がなんだ/角田光代
女性特有の執着を描いた話し。
ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになる表題作が好き。
・彼女がエスパーだった頃/宮内悠介
SF短編集。非科学が科学に暴かれる瞬間の、静かな空間が描かれている。
・プラットフォーム/ミシェル・ウェルベック
自由主義の行き着く果てを観光する物語。
・ふだんづかいの倫理学/平尾昌弘
正しさでは幸せにはなれないが、幸せになるには正しさが必要。ではその正しさとは何なのかが説明されている。
2019年良かった漫画5冊
義理の家族とその周辺の人間とラブコメするストーリー。ヒロインたちが非常にキュート。
・彼女、お借りします/宮島礼吏
レンタル彼女を本気で好きになるラブコメ。ヒロインたちが非常にキュート。
・伊勢さんと志磨さん/トクヲツム
OLふたりのほのぼの日常系百合。
・青の島とねこ1匹/小林俊彦
友人の娘の島の女の子と出会う話。絵が好き。
・娘の友達/荻原あさ実
シングルファザーが娘の友達と堕ちていく話。
こうして振り返ると読んだ時の感想が思いの外、思い出せなくて驚く。来年は読み終わったときに、真面目に感想を書く習慣をつけたい。