自炊について

 ひとり暮らしをはじめてから意識的に自炊をするようにしている。ツイッターにもたまに写真を上げている。手前味噌ではあるが、長らく習慣化してきたおかげでそこそこ作れるようになってきたと思う。

 自炊はよくコスト・パフォーマンスが悪いと言われる。自分はずぼらな方なので短くて10分、どんなに長くても30分で完結するようなものしか作らないようににしているが、確かに、初期投資や皿洗いをする時間などまで加味すると、外食の方が安上がりかもしれない。 

 ここでは自炊で得られる効用について述べたい。まず、自炊する方が栄養面で優れていると思う。外食は美味しくするためにこれでもかと油と塩分を使っているものである。若い頃に身についた食生活は一生続くと思う。生活習慣病を起こし真綿で首を締めかねない。その点、自炊しているとその気になれば栄養価をコントロールできる(例えば醤油大さじ1に対し塩分は2g含まれている。日本人の塩分の1日の摂取推奨上限値は8gといわれている。)。また一日に必要な野菜の摂取目標が350gであることは有名だが、これはかなりの量だ。外食で摂ろうとしても全く間に合わない量といえる。

 二つ目の効用は、一生モノのスキルが手に入ることだ。この先、一生結婚できないと仮定して、まさか一生スーパーの半額弁当を食べ続けていくのだろうか。兎にも角にも生きていく上で食事は避けては通れない。美味いものなんてお金を積めばいくらでも食えるが、料理をするスキルはいくらお金を積んでも(自分で手を動かさない限り)決して手に入らないのである。コンビニ弁当の種類なんて高々有限だが、それに引き換え自炊はほぼ無制限に自分の食べたい物を食べたい分だけ作れるのも魅力だ。皿洗いは多少面倒だけど、何かを創るという喜びは何にも代えがたいと思う(同時進行で作れるようになると成長を感じる)。

 自炊のtipsを幾つか述べる。まずご飯は大量に炊いてタッパーに入れ冷凍保存しておくと良い。自分は3.5合を4食分として計算している。たまにストックが切れていることを忘れて料理を開始してしまうことがあるので、サトウのご飯を備蓄することを忘れずに。

 自炊を習慣化するコツであるが、初めは凝った物を作らずに簡単なものからはじめることだと思っている。ご飯を炊くことだって、後はスーパーでお惣菜やサラダを買ってくれば、もう立派な自炊だ。何より易から難へステップアップしていかないとすぐ続かなくなるだろう(それは勉強も同じでは?)。

 さて、メニューはこの際主食、主菜、副菜に絞ってはどうだろうか。米を炊いて、豚こま肉を焼いて焼肉のタレでも使って味付けし、水菜一袋を適当に切ってコンソメスープの素で煮ればもう一食分が完成する。一人暮らしに1汁3菜はそれこそ費用対効果が悪くて馬鹿みたいだ。モチベーション維持は本当は人に食べてもらってフィードバックをもらうのが理想だろうが、ツイッターやインスタグラムなんかにあげてfavをもらうだけで本当に続ける動機が湧いてくる。

 tipsの最後に料理の基本的な考え方について述べたい。料理は基本的に食材豚肉こま肉、豚ひき肉、牛肉、鶏胸肉、鶏もも肉、ささみ、手羽先、キャベツ、白菜、にんじん、もやし、水菜、玉ねぎ、トマトetc)調理法(煮る、焼く、蒸す、揚げるetc)、調味料(醤油、みりん、酒、砂糖、バター、ワイン、オリーブオイル、ごま油、味噌、酢、めんつゆetc)の三要素で構成されることを覚えておいてほしい。主食を例に取るならば、「豚こま肉焼い醤油みりん=1:1:1で味付けする」で料理のベースが完成する。これにおろし生姜を加えれば生姜焼きになるし、梅肉の叩きと刻んだ紫蘇を加えればあっという間に一品ができる。

 これまで料理のレパートリーは広く浅く、飽きっぽい性格も手伝ってメニューが被らないようにとにかく手数を増やすことを目標としていた。今後の課題は、いままで作ってきたメニューをブラッシュアップすることだと思う。ただそれっぽい形が作れる、からおいしく作れるに飛躍させたい(質を重視したい)。思いつきや雰囲気で料理していることも多かったので、料理本をきちんと買い揃えて正統派を学んでいきたいと思う。後は魚を料理するのが苦手なのでどうにかしたい。

 余談だが外食も全くしないわけではない。昼は学食で済ませているし。ただし高血圧、高脂血症にならないためにラーメン及び揚げ物は週一回しか摂らないというマイルールを課すようにしている。